
粉糖とは。
平均粒径が500μm程度のグラニュー糖を約40〜100μmのサイズに粉砕し、粉末状にしたものが「粉糖」です。
洋菓子の食材などを砂糖で甘味付する際に、砂糖を熱にかけて溶かしたり、水に溶いて混ぜたり出来ない場合があります。
そこで練り込むだけで素早く滑らかに溶けて食材にスムーズに馴染むのが粉糖です。ただし固結しやすい性質があるため、德倉では固結防止対策としてコーンスターチやマルトデキストリンを配合した粉糖も製造しております。
- 【MGP 粉糖(純粉糖)】
砂糖100%の純粉糖で、主にチョコレート、ホイップクリームなどの練り込みに使用します。固結防止をしていないため、固まりやすい性質がございます。
- 【MGP-s 粉糖】
短期間での固結を防止するためコーンスターチを配合した粉糖です。製菓・製パン等の練り込みや上掛けとして幅広くご使用いただいております。若干の澱粉反応が出る場合があります。
- 【NSP 粉糖】
マルトデキストリンを配合することで固結防止を施しております。澱粉反応がほとんどなく、食感、加工適性につきましてもMGP純粉糖と同様にご使用いただけます。
※掲載のイラストは、あくまで説明用のイメージです。

粉糖の粒子の大きさ・粒状の違いについて結晶体であるグラニュー糖は平均粒径が500μm前後ですが、グラニュー糖を微粉砕した粉糖は約40〜100μmのサイズになります。
写真で比較しても粉糖の粒子は非常に小さく、食材に練り込んだときにスムーズに溶けてゆきます。